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故郷を離れ関東地区で頑張る関高同窓生のホームページです Sekikoudousoukai-tokyo

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このページでは東京支部同窓会に関わる
活動結果の報告過去の活動記録について記載します。


 令和元年6月23日(日):「東京支部同窓会(総会・懇親会)」のご報告

 ☆ 神谷哲朗様 講演会 ☆

  ー人生100歳時代到来ー 
    人生2幕目が面白い 〜つながりが健康をつくる〜

 
  

 只今ご紹介頂きました神谷でございます。大先輩を含め、20190623kouenkai1母校の校長先生を含めて、このような方々の前でお話が
出来るのを光栄に思っております。今日お話しするのは

日本の高齢化社会をどう捉えるかということが大きな課題で、
私達が東京大学でスタートした時以降、毎日のように
高齢化社会が進んで行くんですね。大学というのは、色んな
エビデンスを、エビデンスというのは色々な研究成果を出す
ところなんですが、出しても、翌年には変っていて、追い
つかないというのが今の日本の現状です。

 と言う中で、私達がやって来たことを少し紹介しながら
お話しさせて頂きます。人生百歳時代と言うことなんですが、
皆さんもご存知と思いますが、今から40年位前には百歳以上は、
2百〜3百人位だったのですね。それが今年は7万3千人位との
ことです。これが、これから30年しますと、何人位になるか。今日お越しの団塊の世代
の方々、あるいはその先輩の方々がおられますが、実は40〜50万人位になります。
あるいは人によっては80万人位の人が百歳を超えられるということで、すごい時代が
たったこの30年、40年で起きるということなんです。

 問題は後で出ますが、今百歳以上の方々の9割が女性です。そこで、昨年厚労省が発表
しましたが、実は80歳で認知症の方が2割おられ、85歳で4割、90歳で6割、95
歳で8割、推して知る100歳はということですが、現在100歳を超えられた方の9割
の方が要介護者、それも区分3、4、5のところにおられるのですね。これが、今から
30〜40年後に30万人、40万人の方が百歳を超えて行かれると、これは大変なこと
になるということなんですね。そのことをまず皆さん、日本の高齢化とはどういう問題か
ということ頭に入れておいて頂きたいということです。

 しかしそんな暗い話をしてもしょうがないということで、「人生二幕目が面白いと
いうか、面白くしないといけないということなんです。

20190623kouenkai2   ここで、そのキーワードが「繋がりが
 健康をつくる」ということで、人と人と
 の繋がりこそが非常に重要であるという
 ことが、私達の千葉県柏市での2千2百
 名位の高齢者の方に協力して頂いて、
 その一人ひとりの方を徹底的に追いかけ、
 今日この席におられる川村さんもその
 一人ですが、大変な協力を頂いて、私達
 「柏スタディ」と言っていますが、各人
 の生き方を克明に記録しながらやって
 いく中で見つけたことが、「人と人との
                      繋がりこそが健康をつくる」という
ことですね。そうしたら、今から2年前の6月なんですが、NHKの「ためしてガッテン」
の取材が入りまして、そこで話をしてくれとのことで話をしました。
本来今日の話は資料50枚位を用意していますが、今日はお配りした1枚のチラシで大凡
のことを話してしまいます。あとは映像を見ながら流すように話をします。

 高齢化は日本だけではないのですね。アメリカもヨーッロッパも、すごく大きな問題
になっています。実は立派な研究者がおられまして、アメリカでもヨーッロッパの方も、
「人の繋がりこそが健康寿命を伸ばす」という研究成果がどんどん出て来ており、私達も
遅ればせながら、柏の研究の中で、これが大事ということが発見でき、それが今、全国に
広まっています。

 今日本の高齢化、要介護者がすごい勢いで進んでいくというお話をしました。次に、
それの具体的な問題点と対応についてお話します。高齢になると心身の活力が低下して
虚弱になり、そして介護が必要になります。ここで、最近、虚弱という言葉を「フレイル」という言葉を使うようになりました。
20190623kouenkai3虚弱を意味する英語「フレェイルティ」を略して
「フレイル」と言います。多くの人が健康な状態から、
このフレイルの段階を経て、要介護状態に陥ると考え
られています。
この虚弱、フレイルというのは医者に頼っても治ら
ない。自分が虚弱になっても生活ができるということ
を、地域の支え合いで、それを支えにして百歳まで
生き抜くという、そういう社会をつくろうということ
です。ここで、虚弱になるとはどういうことか。
男性は筋力を失う。女性より早々と失うということが
非常に大きな問題です。
女性の問題は骨粗鬆症です。骨が折れてしまう。
こうなると要介護が必要になるということです。
私達の身体はホルモンで守られています。
男性は男性ホルモン、女性は女性ホルモン。少々の
病気をしても乗り越えて来られたが、50歳を過ぎる
とこのホルモンから見放されてしれたが、50歳を
過ぎるとこのホルモンから見放されてしまう。

これを皆で知り、これを乗り越えることが重要になります。これをどうしたらいいかと
いうことが私達の柏での研究でした。私達は柏で2千名の方々に、250項目の検査を
やって、それを纏めました。結論を言うと、健康長寿上、一番重要な3つは、
@栄養摂取、A社会参加、B運動する。この3つを日々心掛けていくことが非常に重要で、
これが3つとも×なのは、全部○の人に比べて3〜4倍位の要介護者になりやすいという
データを取った。一個でも欠けるとガタガタといくということす。

20190623kouenkai4   ここで、ある方から質問がありました。
 「東京大学が調査して、健康長寿の為に
 3つの事が重要であるということは分かった
 が、その改善メニューを是非作ってくれ」と。
 これが私達の研究のスタートでした。

 その結果、その中でも社会性が落ちることが
 一番介護が必要になるという道筋であると
 いうことが分った。社会参加をするという
 気持、その気持ちこそが一番重要であると、
 この地域で皆んで話し合った。

ということで、健康長寿にはこの3つが重要であるということが、私達の柏での研究成果
です。文化活動をやっている人、ボランティア活動をやっている人の方が、運動だけやって
いる人より健康長であるということが分った。これが柏で5万名の方に調査して分かった
結果です。これが例の
NHKの「ためしてガッテン」の時に出した話です。

 今正に直面している老齢化問題、5年、10年続く虚弱、老いの長期化を克服して、
そして生活できるようにする。皆がフレイル対策をすることこそが、地域で行動変容
する、フレイル活動することが重要であると。人間が衰える最初は足腰であり、フレイル
チェック、自分のフレイル度をチェックする。そして地域の人達、サポートの人達と
確認し合って、その対策としてどういうふうに対応していくか、コミュニケーションを
取りながらやっていく。こんな活動を柏市が始めました。柏市の次に西東京が、そして
全国で53地区町村がこの事業を始めました。人生二幕目が面白いと書いてありますが、
地域で面白いと思う町にしていこうよというのが、私達のプロジェクトです。

 この後のお話は、PDFの映像を見ながらポイントを簡単ご説明いたします。
 

(恐縮ですがホームページ事務局で講演記録をかなり短縮して編集記載しました)

  <神谷さん講演会 PDFファイルの内容項目>20190623kouenkai5
―人生100歳時代到来― 人生2幕目が面白い! 〜つながりが健康をつくる〜 


@日本の高齢化を取り巻く課題 ・・・老いの長期化
A柏スタディ ・・・大規模高齢者強弱予防研究「栄養と体の健康増進調査」
B高齢者のフレイル予防対策 ・・・市民参加型健康つくりプロジェクト

 ・人生100歳時代
 ・人口ピラミッド(1:1950年)、(2:2025年) 
 ・未曽有の経験 日本の高齢化
 ・高齢者をとりまく実態・・・筋力・筋肉・骨格の変化
 ・高齢者の増加と多様なパターン(男性、女性)
 ・栄養とからだの健康増進 調査事業
 ・健康チラシ・健康増進                         
【神谷様のプロフィール】
 ・虚弱予防の研究課題と推進                      
○岐阜県田原中学校、岐阜県立関高校出身。
 ・柏スタディ                               
高校時代は剣道でインターハイ出場。
 ・高齢者の食力                            
○名城大(薬)、静岡大大学院(理)修了。
 ・柏スタディで実施した検査項目                    
○花王(株)に入社。医薬品研究、遺伝子
 ・柏スタディから分かったこと・・・その@、A、B、C           
研究を経て、商品開発研究(ビオレ等、
 ・人とのつながりチェックシート (NHKためしてガッテン)         
スキンケア・ヘアケア製品の開発に従事。
 ・高齢期において「社会性」を維持する意義               
○H24年より、東京大学高齢社会研究機構
 ・三位一体型フレイル予防プラグラム                    
の特任研究員。
 ・フレイルのことを知ってもらう                      
現在は、地方公共団体等の要請で各地で
 ・健康長寿 3つの柱 (栄養、社会参加、運動)              
講演活動もされておられます。
 ・「市民主体」で取り組む総合的な一次予防
 ・市民の手による、市民のための 
         三位一体複合的フレイル予防プラグラム
 ・新たな気付づき (栄養、運動、社会参加を意識して)
 ・各自治体のフレイル予防活動

 
    

関高等学校同窓会東京支部

東京支部会長
 垣下智洋
  電話:090−7013−7671

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 (広報担当)今井 忠明
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